メゾン・カレ

Nîmes, ,France
メゾン・カレ メゾン・カレ is one of the popular Region located in ,Nîmes listed under Local business in Nîmes , Landmark in Nîmes , Tours & Sightseeing in Nîmes , History Museum in Nîmes ,

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メゾン・カレ(Maison Carrée)は、南フランスのニームにある古代の建築物で、ローマ帝国の版図の中でも特に保存状態がよい古代の神殿のひとつである。歴史紀元前16年ごろ建設され、続く数年でローマのパンテオンの最初の施主でもあったマルクス・ウィプサニウス・アグリッパの手により再建された。そして紀元2年から5年ごろ、アグリッパの2人の息子ガイウス・カエサルとルキウス・カエサルを祭るようになった。2人はアウグストゥスの後継者だったが、そのころ相次いで早世している。ガイウスとルキウスに捧げられた碑文は中世期に除去された。しかし1758年、地元の学者 Jean-François Séguier は、ポルチコのファサードにあった穴の数と位置から碑文の再現に成功した(碑文は青銅製の文字を打ち付けたものだった)。この神殿は4世紀にキリスト教の教会に転用され、ローマが国教をキリスト教と定めた後に異教の神殿などが破壊された際にも破壊を免れた。その後、会議場などに使われ、フランス革命期には政府所有の馬のための馬小屋となり、さらに市の公文書保管庫とされた。1823年以降は美術館となった。そのフランス語の名称は古語 carré long に由来し、「長方形」を意味しており、この建物の外形を指している。建築メゾン・カレはウィトルウィウス的古典建築の典型例である。土台は2.85mの高さで、幅13.54m、長さ26.42mの長方形で、当時のローマ都市のフォルムにそびえていた。ファサードはポルチコになっていて、長辺の3分の1ほどの深さがある。6柱式のポルチコで、6本のコリント式円柱がペディメントの下に並んでいる。「擬周翼式 (pseudoperipteral)」になっており、20本の柱が内陣の壁に埋め込まれている。柱の上のアーキトレーブは雨どい代わりの2本の溝で3つの部分に分かれており、その比率は1:2:3になっている。卵鏃飾りでアーキトレーブとフリーズが隔てられている。フリーズにはローゼットとアカンサスの浮き彫りの装飾があり、その上に精巧な歯飾りがある。

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